「最近、社員の疲れが目立つようになった」
「健康診断は実施しているものの、その後のフォローまで手が回らない」
「健康経営に取り組みたいが、何から始めればよいか分からない」
中小企業の経営者や人事・総務のご担当者から、このような声を聞くことがあります。
日々の業務を続けながら、従業員一人ひとりの健康状態を把握し、必要な支援まで整えることは簡単ではありません。
特に、健康管理を専門に担当する部署やスタッフがいない企業では、必要性を感じながらも、具体的な行動へ移せないことがあります。
企業の健康経営サポートは、地域の中小企業と連携し、年次健康診断の実施や受診の促進、健診後の健康相談などを通じて、働く人の健康づくりを支える活動です。
最初から大きな制度や複雑な仕組みを導入する必要はありません。
現在の状況を確認し、その会社にとって無理なく始められることから、一つずつ取り組んでいきます。
この活動とは
企業の健康経営サポートでは、企業と従業員の双方に寄り添いながら、職場における健康管理の仕組みづくりを支援します。
主な活動内容は次のとおりです。
私たちが一方的に決められた制度を導入するのではありません。
従業員数、勤務形態、業務内容、現在の健診状況、担当者の負担などを確認したうえで、その企業に合った進め方を一緒に考えます。
健康経営とは
健康経営とは、従業員の健康管理を個人任せにするのではなく、会社の将来に関わる大切な経営課題として捉え、組織として取り組んでいく考え方です。
働く人が健康であることは、本人と家族にとって大切であるだけではありません。
会社にとっても、
といった組織づくりの土台になります。
健康への取り組みは、単なる福利厚生や経費ではありません。
会社が人を大切にし、⻑期的に成⻑していくための投資でもあります。
11の活動における役割
この活動は、主に健診・健康相談・生活習慣・必要な支援への橋渡しを扱います。
コーポレートサイトの別の柱である「コンディショニングプロジェクト」とは、役割を次のように分けます。
企業の健康経営サポート
コンディショニングプロジェクト
両者は関連しますが、同じ活動ではありません。
健康経営サポートは、企業全体の健康管理を支える入口として位置づけます。
なぜ、この活動が必要なのでしょうか
健診は、受けるだけでは終わらないからです
年次健康診断は、働く人が自分では気づきにくい身体の変化を確認する大切な機会です。
しかし、健診を実施しても、
という状況が起こることがあります。
健診結果を受け取っただけでは、健康状態の改善に直結するとは限りません。
結果を理解し、必要に応じて医療機関へ相談し、日々の生活を見直すところまでつながることが重要です。
私たちは、健診の実施だけで終わらせず、その後の行動を支えることを大切にしています。
中小企業ほど、担当者が抱え込みやすいからです
大企業では、産業医、保健師、人事部門などが健康管理を担当する場合があります。
一方、中小企業では、経営者や総務担当者が、通常業務と並行して健診の日程調整、対象者への案内、結果の管理などを行っていることがあります。
担当者自身が制度や医療の専門家とは限りません。
そのため、「どこまで会社が対応すればよいのか」
「誰に相談すればよいのか」
「個人情報をどう扱えばよいのか」
と悩み、一人で抱え込んでしまうことがあります。
企業の健康経営サポートでは、担当者の負担も確認しながら、地域の医療機関や専門家、公的窓口との橋渡しを行います。
心と身体の両方を見る必要があるからです
働く人の健康課題は、血圧や血糖などの身体的な問題だけではありません。
仕事量、人間関係、睡眠不足、⻑時間労働、家庭との両立など、さまざまな要因が心身の状態に影響します。
外からは普段どおりに見えても、
と感じている場合があります。
心の健康についても、本人が安心して相談でき、必要な支援につながる環境が重要です。
私たちは、企業が従業員の個人的な問題へ過度に立ち入るのではなく、相談できる仕組みと適切な接続先を整えることを支援します。
ESGと人を大切にする企業づくり
企業の評価は、売上や利益だけで決まるものではなくなっています。
環境、社会、企業統治を重視するESGの考え方では、働く人の健康や安全にどのように配慮しているかも、企業の姿勢を示す要素の一つです。
特に中小企業においては、大規模な制度を導入することよりも、
といった地道な取り組みが重要です。
「人を大切にする会社であること」を、社内外へ示すことは、従業員の定着や採用、取引先や地域からの信頼にもつながります。
こんな企業・担当者におすすめです
すべてを一度に始める必要はありません。
現在困っていることを一つ確認するところから始められます。
主なサポート内容
年次健康診断の準備
実際の健康診断は、医療機関や健診機関が実施します。
私たちは、企業が健診を進めやすくするための準備と案内を支援します。
受診しやすい環境づくり
健診の必要性を伝えるだけでなく、従業員が実際に受診できる環境を整えることが大切です。
会社と従業員の双方にとって負担の少ない形を考えます。
健診結果の振り返り
健診結果の個別診断は行いません。
ただし、一般的な数値の意味や、再検査・精密検査を勧められた場合に、次に何をすればよいかを考えるための情報提供を行います。
必要な場合には、医療機関への相談を案内します。
職場での健康相談
従業員が身体や生活について話せる機会をつくります。
相談内容の例は次のとおりです。
診断や治療ではなく、必要な支援へつなぐための最初の相談機会です。
健康教育
企業の課題に合わせて、健康に関する情報を分かりやすく伝えます。
一度に多くの知識を詰め込むのではなく、日常で実践できる内容を中心にします。
継続的な健康管理
一度のイベントや研修だけで、会社の健康課題がすべて解決するわけではありません。
最初は健診の受診率を高める。
次に健診後の相談機会を整える。
その後、従業員の声を確認しながら、健康教育や職場環境の改善へ進む。
企業の状況に合わせて、段階的に取り組みます。
ご相談から実施までの流れ
STEP 01|初回相談
企業の規模、業種、勤務形態、現在の健康管理状況などを伺います。
まだ具体的な計画がない段階でも問題ありません。
STEP 02|課題の整理
健診の実施状況、受診率、担当者の負担、従業員から寄せられている声などを確認します。
すべてを一度に解決しようとせず、優先順位を整理します。
STEP 03|実施内容の提案
企業の状況に合わせて、無理のない実施内容を組み立てます。
例として、
などから必要なものを選びます。
STEP 04|実施
決定した内容を企業と連携して実施します。
従業員へ十分に説明し、参加を強制することのないよう配慮します。
STEP 05|振り返り
実施状況や参加者の声を確認します。
個人を特定する形ではなく、企業全体として改善できる点を整理します。
STEP 06|継続支援
必要に応じて、次の取り組みを相談します。
企業の状況が変わった場合には、内容も見直します。
「やらされる健康づくり」にしない健康経営を会社から一方的に押しつけると、従業員にとって負担や監視のように感じられることがあります。
健康は、会社が従業員を評価するための材料ではありません。
私たちは、
ことを大切にします。
企業と従業員が対立するのではなく、安心して働き続けるために一緒に考える活動を目指します。
健康情報とプライバシー
従業員が安心して相談できるためには、健康情報が適切に扱われることが重要です。
「相談した内容が上司へそのまま伝わるのではないか」
「健康状態が人事評価に影響するのではないか」
という不安があれば、相談することは難しくなります。
この活動では、
という考え方を大切にします。
具体的な個人情報の取り扱いは、実施内容や関係法令に合わせて事前に定めます。
安心してご相談いただくために
働く人の健康が、会社と地域の未来を支えます
会社にとって最も大切な資源は、そこで働く人です。
働く人が安心して健康を相談でき、必要な支援につながり、⻑く働き続けられること。
それは本人や家族の安心だけではなく、会社の安定や地域全体の活力にもつながります。
最初から完璧な制度をつくる必要はありません。
健診を受ける。
結果を確認する。
不調を相談する。
必要な支援へつながる。
その一つひとつを、会社の中に根づかせていくことが大切です。
私たちは、企業と従業員の間に立ち、地域の力も借りながら、無理なく続けられる健康づくりを支援します。
この活動への参加・相談について
企業の健康管理、年次健康診断、健診後の相談、健康経営についてのご相談は、LINEまたはメールで受け付けています。
企業名、従業員数、現在お困りのことを簡単にお知らせください。
LINEをご利用でない場合や、資料を添付して相談したい場合は、メールからご連絡ください。
ご利用にあたって
本活動は、企業における一般的な健康管理、健康教育、相談機会の整備を支援するものです。
医療行為、診断、治療、投薬、法令適合性に関する確定判断、産業医その他の法定専門職の業務を代替するものではありません。
健康診断、医療上の判断、ストレスチェック、産業保健、安全衛生管理などについて法令上または専門上の対応が必要な場合は、医療機関、産業医、社会保険労務士、労働基準監督署その他の適切な専門家・関係機関へご相談ください。

